もくじ
第48回武井坊毘沙門天例大祭
去る2月1日に当坊に勧請します毘沙門天様の大祭が執り行われました。昨年2月16日に先代住職からバトンを受け、36世住職として初めての大祭を無事に終えることができました。お参りいただきました皆様にはこの場をお借りして御礼申し上げます。
毘沙門天大祭とは
毘沙門天大祭とは、お祭りと雖も、賑やかしい屋台などが出るわけではありません。
田舎の小さなお寺に地元の方々が集い、一年の無病息災を祈念し、
にぎやかに祝宴を楽しむものです。
子供のころは、そんな年に一度のお寺のにぎわう日がとても楽しみだったものですが、
身延にも少子高齢化、人口減少の波は急激なスピードで進み、
年々地元の方々のお参りは減ってきてしまいました。
七面山日参行
そこで一昨年より始めさせて頂いたのが、一週間の七面山日参行を行い、
大祭を迎えるというものです。
せっかく自坊の本堂にて、毘沙門様に法楽を捧げ、多くの方にご利益を与えていただくために、
先ずは自身を清め、少しでも霊験が高まればと思い修行を務めさせて頂いております。
本年は一日に一回の食事で、しかも五穀断ち。夜明け前に、
七面山麓の羽衣の滝で身を清め、お題目を唱えながら七面山を登り、
下山後すぐに思親閣に出勤。
今年もとても良い修行をさせて頂きました。
それと同時に、自身の活動をする中で知り合った方々や、自身の活動に興味を持っていただいた方々にも、2月1日にお参りにお越しいただくようにお声がけさせて頂いております。年々、少しずつではありますが遠方からもお参りいただけるようになってまいりました。
今までは地元の方々だけの楽しみの場であったお祭りですが、
少しずつ形を変え、どなたでも気軽にお参りいただけるお祭りにしていきたいと思っております。
地元の方には、楽しい時間と共に、心に力が満ち溢れ、一年に勢いをつけるお参りを。
また初めての方には、棲神の地、身延山の空気を味わっていただき、
お祖師様とのご縁を深めるお参りとして頂ければ幸いです。
また来年の例大祭に向け精進してまいります!!